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111105 第十回 読書会 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』本谷有希子

こんにちは!(´ε` )
文学フリマから2日、我が東京理科大学読書クラブでは、毎月恒例の「読書会」が行われました!

今回の課題本は、本谷有希子さんの『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』です!
推薦人はこのワタクシ。ちょっと緊張しながら臨みました……。


あらすじ(Amazon.co.jpより引用)
「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」―。女優になるために上京していた姉・澄伽が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために…。小説と演劇、二つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。


以下、読書会で挙げられた感想です!

タイトルと内容の関連性は何だろう。

よくこんなイカれた小説を書けるなぁ(褒め言葉)
まともな人物が少ない
→みんな狂ってる→まともなのは猫を飼ってたひとだけじゃない?
→昔はまだまともだったけど現在の時間ではみんな狂ってる

谷川流の『絶望系 閉じられた世界』を思い出した



部員のNさんがこういう話は好きそう→Nさん「物足りない もっとえげつなく」

精神的にねちねちしている 

陰湿 

待子さんかわいい! ラストで待子さんは見せてくれた

お姉さんはなぜ女優にこだわっているのか?
→部員「俺は好き」
→部長「いくらまでなら出せる?」
→!?
(自主規制)
やっぱり部長はエロい

人物の名前に意味はあるのか?
→宍道湖か?
→意味はないかも

ラノベなら萌える話のはずなのになぜだ!
妹ルート!? 姉ルートならバッドエンドww

最後の扇風機はなぜ回ったのか
→超能力では!?
→「68p」
→この人の超能力は、だいたい扇風機代2000円くらいだw

モデルはいるのか?

送られてきた写真の男は誰だろう?
→ネットに繋がらない地域
→友達!?

待子を埋めた男、正気に戻るの早い!ちょっと納得行かない
→完全には狂ってない男だったのでは
→親が死んでも、「待子を埋めたら生き返る」と考えてもおかしくはなさそう

実は澄伽が美人じゃなかったとしたら、相当のうぬぼれ野郎。
→美人という記述アリ。

「私のいいところを100個挙げろ」という拷問が好き
→「悪いところを毎日100個挙げろ」をやってみたい
→毎日はムリww

53ページ読んでた時点では猫の飼い主への電話をかける妹は、純然な被害者のように思えたが、
最後まで読んだ今振り返ると、違う印象


読み終えたころにはどす黒いテンションがあがってた


妹がうらやましい。
才能があって評価されて…いいなぁ

周到に準備したいじめができてうらやましい
→!?


心象描写とかからは充分ありえるかんじなのに
家族とかの設定はちょっとついてけなくて、違和感。

不幸の手紙のくだりが良い。普通できない。
→そういった意味では確かに姉は「普通の人間ではない」

妹はお姉ちゃんが大好き
姉を現実へ
→姉に現実を教えるためには、これしかなかったのか?
→結果的に、妹は姉に許してもらえた。それは狙ってか。偶然か。

ふぬけだったお兄ちゃんは、待子さんに悲しみの愛をみせた!

「必要されてないどころか邪魔者だった」悲しすぎる。
姉にとってなによりも受け入れたくないことだった。

仏壇に刃物って…

賞金100万で生活できんのか?
→連載の話があるから、大丈夫では?
→ずっとお姉さんの話書くのか?
待子の話も書けそう
いや起伏がなくておもしくない

→妹のキャラから、漫画家ねこぢる を思い出した。

田舎ってホントに本屋無い。

似た作品「黒冷水」






以上です。いやーみなさん色々挙げていただいて嬉しい限り。

誰しも少しは、澄伽のように、自分には何か大きな才能があると信じる時期はあると思うのですが、うまく行かないとき、それにどう接するか。どう捉え、どう対処していくか、それは人それぞれです。澄伽は、ほんとは自分に才能がないことは気づいていたんじゃないかと思います。しかし、もう今更戻れないほど自意識が拡大してしまい、さらに都合の良い言い訳も生まれてしまった。だからダメだと分かっていても後には引けず、そのまま突っ走るしかなかったのかな、なんて。まぁ、その道が正しかったかのように思えて幸せだったところに、妹におもいっきりぶち壊されるわけですが。

そういえばちょっと前に、「自分は何者にもなれないのか」というテーマについて、はてなブックマーク界隈で盛り上がってましたね。澄伽はこのあたりのエントリを読んでも、最初はハナで笑うでしょうが、現実を突き付けられた後に読んだらどんな感想を持つでしょうか……。

「きっと何者にもなれない」あなたへ - 琥珀色の戯言

きっと何者にもなれないであろう僕達の生存戦略 - teruyastarはかく語りき



長々と失礼しました。

最後に、本谷有希子さんは私の好きな作家さんでして、他におすすめをいくつか。

● 生きてるだけで、愛。

本谷有希子さんといえば、「腑抜けども~」かコレ、『生きてるだけで、愛。』
表紙は葛飾北斎の富嶽三十六景。
オビは「過眠、メンヘル、25歳」。
……どちらもインパクト大です。


● ほんたにちゃん


本谷有希子さん本人の体験を元に書かれた本。
うーむ、この作者にしてこの作風あり。
表紙でもすっ転んでるしね。

● ぬるい毒


表紙が見るからに毒々しい。
こちら、先日「野間文芸新人賞」を獲得した作品です。
野間文芸賞・野間文芸新人賞・野間児童文芸賞 : 顕彰 (受賞一覧) : 講談社「おもしろくて、ためになる」出版を
野間文芸新人賞 『ぬるい毒』本谷有希子

ワタクシ、先ほど読み終わりましたが、じわじわと効いてくる作品です。


● 「050 plus Presents LINK YOUR VOICE~ショーウィンドウ通話劇」

「050plus」あなたは初めて目撃する、ショーウィンドウ通話劇
原宿のショーウィンドウを舞台に展開する
「050 plus Presents LINK YOUR VOICE(仮題)~ショーウィンドウ通話劇」。
本谷有希子が送る、新しい演劇のカタチ。主演、水橋研二、安藤サクラ



本谷有希子さんは劇作家が本業でして、ただいまコチラのサイトから本谷有希子さんが手がけた劇が無料で見られます。小説のように、一癖も二癖もある人物が出てきます。だけど、どこかリアル。第2話は必見。



はい、好き勝手書かせて頂いて大満足なエントリでしたww

いいよね。そろそろ中の人交代だもんね(´ε` )

ではまた次回! 次の課題本は未定です! はよせい!
∠( ゚ω゚)/


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